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2020/10/15
少年事件における「逆送」という言葉を聞いた事があるでしょうか。あまり耳慣れない言葉だと感じる方がほとんどでしょう。
未成年の犯罪を知る上で重要な要素なので、今回は、少年事件の「逆送」についてお伝えします。
検察官送致について興味はあるけど詳しくないという方は是非このまま読み進めて下さい。
▼少年事件の「逆送」とは
少年事件の「逆送」とは、検察官送致の事です。20歳未満の少年が起こした犯罪でも、16歳以上の場合に凶悪な犯罪の場合は検察官送致を行います。
▼検察官送致について
検察官送致について深堀りします。
■少年でも刑事裁判を受けさせる
送致されてきた少年を、家庭裁判所が色々調べて少年審判を開きます。そこで少年をどうするかの最終処分を決めます。
家庭裁判所が刑事処分が妥当だ判断した場合は、成人同様に法廷で刑事裁判を受ける事となる。
■逆送の背景
少年事件が凶悪化していく中で、構造的に厳しくしていかなければ抑止力とならないので逆走という仕組みが生まれた。
凶悪犯罪が起きても、犯人が少年だった場合に裁けないという少年法の穴を埋める形として逆走が機能している。
▼まとめ
今回は、少年事件の「逆送」についてお伝えしました。大人同様に対応する検察官送致が少年事件の抑止力になる事を願いましょう。
クレヨン法律事務所では、少年事件に関するご相談を初回無料で行っています。まずはご連絡下さい。